
モテ期の晩餐vol.64 VR呑みを独りでやってみた、後ちょっとだけ頑張ろうと思った。 倉沢麻悠花
港区女子。どうも鼻持ちならない言葉の響き。プライド高そうだし。美意識高そうだし。どうせ僕なんて…。だけど、心の奥底ではどこか羨望のまなざしを向けている。
この仮想現実内で僕はイケメンで社長。港区女子にモテまくり。今夜のお相手は百戦錬磨の風格を漂わせる港区女子、倉沢麻悠花。
麻悠花はいつもせっかち。今日も聞いてもいないことを一人で楽しそうに喋ってる。だけど、優しいお節介焼きでもある。連日飲み過ぎて顔色の悪い僕に気付きやたら心配してくれる。
母性を感じた夜。麻悠花みたいな女と結婚したら幸せな家庭が築けたりするのかな‥。